目次
リノベーションの魅力
リノベーションと新築の違い
リノベーションマンションのメリットとデメリット
リノベーションする際の注意点
リノベーションで夢を形にして魅力ある部屋作りをしましょう
自宅マンションの内装や間取りが古くなって、浴室やキッチンも使いにくくなってきた。生活スタイルも変化したし、思い切ってリフォームしようかと思っている。でも、部屋がきれいになるだけだと何か物足りなさを感じてしまう・・・。
このように悩んでいませんか?
築年数の経過したマンションの内装や設備を新しくすることをリフォームと言いますが、リフォームは機能回復や見た目を新しくすることが目的です。現在の間取りや設備をグレードアップし生活を向上するにはリフォームを更に進化させた「リノベーション」が最適と言えるでしょう。
そこで今回の記事ではマンションにおける「リノベーションの魅力」についてお話しします。また、リノベーションによるメリットやデメリットについても解説しますので、どうぞ最後までお読みください。
リノベーションの魅力
リノベーションは機能回復中心のリフォームと違い、間取りや設備などご家族がそれぞれに思い描く夢を実現させることが可能です。例えば既存の壁(耐震性に影響の無い)を取り壊し大空間のリビングを作ったり、居室の天井を解体し(最上階の場合)ロフトを作ることもできます。
リノベーションは構造体を除く、全ての部屋を解体し部屋数や水廻りの位置(給排水管配管可能位置)を変更できるため、これまで使いにくかった部分を刷新できます。また、子供の成長に伴い新に壁を作ることや壁を解体し大空間を作り上げることも可能なのです。
リノベーションは「こんなデザインにしたい」、「こういう使い方をしたい」という希望を高い確率で実現できる魔法のような方法でもあると言えるでしょうね。
リノベーションと新築の違い
マンションの新築とリノベーションには大きな違いがありますので、比較しながらご家族の意向に沿った選択をするのも良いですね。
【リノベーションマンション】
リノベーションは既存の間取りに対し、自由な発想で可能な限り間取りの変更やデザインを取り込み、さらにキッチン・浴室など生活にマッチしたオプション機能を搭載した設備に変更できます。リノベーションは既存の間取りを新築時よりも更にグレードアップさせる方法なのです。リノベーションは間取りや水廻り部分を大規模に刷新することで、一般的な中古マンションよりも売却金額が下がりにくく、資産価値が現在より向上するのも特徴のひとつです。
【新築マンション】
新築マンションは設計士が家族構成や使い勝手を想定の上、標準的な間取りを設計し設計図を元に施工した物件を販売していくことが多くなります。分譲マンションは木造の注文住宅のような自由度は少ないため、実際に住んでみると使い安さや部屋の位置、コンセント位置や数などに不満を感じることも少なくありません。
リノベーションは住む人の生活スタイル、環境、趣味、デザインを全て取り入れた「フル・オーダーメイド」で、新築マンションは極論すると木造住宅の「建売住宅」に該当すると言えるでしょう。
リノベーションマンションのメリットとデメリット
自宅の価値を向上させ、デザイン性や使い易さを追求できるリノベーションはとても魅力的ですが、メリットばかりではなくデメリットもあります。
【リノベーションマンションのメリット】
新築物件よりもコストダウンできる
ライフスタイルに合わせたデザインや変更が可能
新築よりも資産価値が下がりにくい
築年数が古くても売りやすい
リノベーションは既存マンションを改装するため、新築物件を購入するより費用が安くなります。また、子供の成長や年齢に合わせたデザインや間取り変更が容易であることもリノベーションのメリットと言えます。また、これまで部屋に設置してあった本棚を壁埋込にしたり、無駄な空間を収納スペースや棚に変更するなど、細部までこだわった変更をできるのがリノベーションの良い所なのです。
【リノベーションマンションのデメリット】
一般的なリフォームより割高
工期が長い
給排水配管位置により水廻りが限定される可能性あり
古いマンションは耐久性が劣る
電気容量が少ないケースがある
リノベーションは水廻りや内装の変更が中心の一般的なリフォームよりも、費用が割高で工事内容によっては一か月~三ヶ月の工期を要することもあります。また、水廻りを変更する場合は既存の給排水配管取り出し位置から配管するため、キッチン・浴室等の位置が限定されるのもデメリットと言えるでしょう。
また、マンションの築年数によっては電気容量が現在の世帯に合わない可能性もあります。
<電気容量の目安>
30A:1~2人世帯
40A:3人世帯
50A:4人世帯
60A:5人以上
IHクッキングヒーターや各部屋一台のエアコン、食洗機など現在は電化製品が多いために、一世帯30~40Aでは容量が足りないのが現状です。ご家庭の電気容量を事前に確認しておくことをおススメします。
※マンションによっては電気容量を変更できない場合もありますのでご注意ください。
リノベーションする際の注意点
部屋の間取りの自由な大規模変更が可能なリノベーションですが、工事する際に注意点があるので事前に把握しておくことが大切です。
【リノベーションする際の注意点】
構造上解体できない部分がある(柱・構造上必要な壁は共用部分となる)
排水管・給水管による制限(取り出し口は移動ができない)
サッシ・玄関ドアの交換ができない(建物区分所有に関する法律により共用部分となる)
管理規約による制限
マンションでリノベーションできる部分は居室・水廻りなど「専用部分」のみで、玄関ドア、アルコーブ(廊下にある玄関脇の空間)、バルコニー等の「共用部分」は変更できません。また、柱・梁・耐力壁などマンションの構造上必要な部分についても解体ができませんのでご注意ください。
トイレ・洗面所・浴室・キッチン等の給水管や排水管は外部から内部へ取り込み、各部床下へ配管しており、床下配管は専用部分であるため位置の変更は可能ですが、取り出し口は変更できないことから水廻り位置の大きな変更は難しいと考えておきましょう。
マンションの管理規約により専用部分でもリノベーションできないケースもあります。リノベーションの計画にあたり、あらかじめ管理組合に相談しておくことをおススメします。
リノベーションで夢を形にして魅力ある部屋作りをしましょう
マンションが古くなり、設備や部屋の使い勝手に支障が出てくることも多いでしょう。また、年齢とともに、トイレや水廻りの利用も辛くなることも考えられます。新築マンションの購入を考えるとローンの支払いや価格の高さから現在の生活を我慢してしまいがちですよね。
しかし、リノベーションは新築マンションと比較すると価格が安く、一般的な間取りではなく家族が使い易い改装ができることと、これまで我慢してきた生活を劇的に改善させることもできてしまいます。
ご家族ひとりひとり、部屋や水廻りやデザインなどこだわりを持っていることでしょう。そんなこだわりを自在に変えてしまう、まるで魔法のような魅力がリノベーションにはあります。
リノベーションは工期が比較的長く、荷物の移動や仮住まいなども必要になりますが数か月後ご自宅マンションの玄関ドアを開けると、そこは「夢が形になった」理想の部屋へと生まれ変わっているのです。
リノベーションで夢を形にして魅力ある部屋を作ってみませんか?
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